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2009/03/20

東京国立博物館(その2)

 前回に続いて、東京国立博物館のレポートです。
 ここには本館の他にも魅力的な建築がたくさんあります。そのうちの3館を紹介します。
 
 まず表慶館
 1909年(明治42年)開館。片山東熊(かたやま・とうくま)の設計による、明治期を代表する洋風建築です。現在は特別展の開催時のみ、中に入ることができ、内部の写真撮影はできません。
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 一見、石造りに見えますが、この石は表面だけ。実は煉瓦造だそうで、埼玉県・深谷の煉瓦が使われているそうです。
 
 次に東洋館
 1968年(昭和43年)開館。谷口吉郎設計。
 向かい合う表慶館とのバランスを配慮し、軒の高さをそろえていますが、神社やお寺などを思わせる日本的な外観です。
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 本館、表慶館のような装飾はなく、半階上がって床がある「スキップフロア」や吹き抜けにより、館全体の一体感が感じられる内部空間です。
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 残念ながら、現行の耐震基準に合わないとのことで6月より耐震補強工事に入るようですので、オリジナルの建築を体験できるのは今年5月までになります。
 
 最後に法隆寺宝物館
 1999年(平成11年)開館。谷口吉生設計。
 表慶館の東側に建てられ、建物前面に人工池があります。これが仏像などを展示する宝物館と外部との区切り(これを結界と言います…神社における鳥居を考えていただけると分かりやすいかと思います)になっており、入り口が小さめなのもこの結界を意識させる仕掛けです。
 中に入って外を見ると、なるほど外部との縁が切られたように感じました。表慶館と近いはずなのに、遠く感じるんです。
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 内部の家具の選定だけでなく、その設置場所にも設計者の強い意志が表れています。
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 展示室では仏像の展示方法が今までに私が経験したことのないものでした。
 写真のように、展示物の周りをぐるりと見て回れます。(展示物を地震から守るために、免震構造が採用されているそうです)
 展示物の名前などを記したプレートは、正面ではなく側面にあります。
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 展示物を心ゆくまで鑑賞できるように、との「もてなし」を感じる展示室でした。
 
 このほかにも庭園やお茶室もあり、建物(内部も含め)をざっと見て回るだけでも1日では足りないと思います。
 
 博物館内には食事のできるレストランもありますが、平成館には持参したお弁当を持ち込めるラウンジがあります。私が行ったときにはそこで京都の和菓子を売っており、その場で食べることもできました。
 
 子供達の学校生活が軌道に乗ったら、朝から子供達の帰宅ぎりぎりまで見るつもりで、また行きたいと思っています。
 

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