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2009年5月

2009/05/25

ナラ枯れ

 「ナラ枯れ」という現象を知っていますか?
 
 1980年代から里山に多いミズナラ、コナラ、カシの木などに発生する、集団枯死現象です。
 
 原因は、これらの木に穴を開けて繁殖するカシナガキクイムシが持ち込む病原菌によるもので、2005年の実損面積は2000ヘクタールを超えるといわれます。
 
 被害拡大の背景には、カシナガキクイムシの生息範囲の拡大と、被害を受けやすい大径木(老木)が増えたことではないかといわれています。
 
 古来、里山ではこれらの木は、あまり大きくならないうちに炭焼きの材料にしたり、薪として使われていました。ところが化石燃料の普及の影響で、伐採されないまま大きくなってしまったというのです。
 
 ナラは家具や床材にも使われ、色調は落ち着いていますがその表情は変化に富んで飽きません。(前の記事で掲載した写真の背景は、我が家のナラ材のテーブルです)
 重くて反りやすいのが難点ですが、それでも使いたくなる木です。
 
 現在の生活スタイルで(安価で便利なものがあふれている)、里山に手を入れることの難しさを表すニュースだと思いました。 今後も注目していこうと思います。
 
 詳しくはこちらの報告書で。
 

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2009/05/19

坂本龍一さんのパッケージレスCD

 坂本龍一さんの新譜「out of noise」。
 
 手にとってビックリ…薄くて軽いのです。
Blogdsc01757  
 写真を見てわかるように、最低限の包材しか使われていません。
 小冊子もついていません。
 
 そして説明書きには、家に眠っている空きケースに収納すれば、棚に収まると書かれています。(実際、カバーの紙には背見出しの部分がちゃんと作ってあります。)
 
 このCDに関連して(製造、流通、廃棄)排出された温室効果ガスは、フィリピンでの植林事業により相殺されているという徹底ぶり。
  
 音楽家の環境への取り組みといえば、「チャリティーコンサート」など寄付的行為を連想しがちですが、普段の活動でできるこんなアプローチもあるんだなぁと心を動かされました。
 
 価格は全12曲、約1時間の内容で、1,980円。
 
 「音源を楽しむ」という目的に徹して作られたCDを手にして、爽快です。

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2009/05/07

新潟県栃尾のまちづくり

 この連休は例年通り夫の実家のある新潟県に帰省しました。
 子供達にとっても、山菜採りや畑仕事の手伝いなど、普段できないことが経験でき、楽しかったようです。
 
 そんな中、母の希望で長岡市栃尾(旧栃尾市)を訪れました。
 
 ちょうど手まりまつりの期間中で、直径50センチ以上ある大玉から小さな携帯ストラップまで、多様な手まりを見ることができました。飾り物なので、色あせしにくい糸が使われているそうです。
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 その後、少し街を歩いたのですが、ところどころで新しい雁木が目につきます。雁木とは豪雪の新潟らしい半戸外のしつらえで、建物を敷地から引っ込ませて建て、空いたところに柱と屋根で雨や雪をしのげる空間を作ることです。
 それぞれの家が雁木を作ることで、ちょっとしたアーケードのような空間が生まれるのです。
 
 その新しい雁木は姿もいろいろ。
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 後で調べたら、12年前から新潟大学工学部建築学科と共同でこの地区の街づくりが行われているそうで、これら新しい雁木は学生が設計し、地元の大工さんと共同で作られたものでした。
 
 雁木を中心に据え、そこを多くの人に歩いてもらって地域の活性化にもつなげようという試みは、地元の人にとっては当たり前のものに光を当てるという地味なものです。ですがこれがかえって他にはない、地域の魅力や財産となっていくことでしょう。
(観光マップをいただきましたが、手書きで親しみやすく、地元の思いが伝わる地図でした ^^) 

 栃尾のまちづくりについて、詳しくはこちら

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