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2018年8月

2018/08/19

餃子の話

 結婚するまでは、餃子は買って食べるものだと思っていた。
 家族が少ないと作る必要性を感じない食べ物かもしれない。

 家族が増えて、餃子を作ろうと思い立った。
 家にあった本に「皮から作ると美味しい」と書かれていて、その気になって作ったら莫大な時間がかかって疲れ果てた記憶がある。

 生地をのばして丸い皮にするのが不器用な自分には荷が重かった。それでも意地になって何度か作ってみた。本に書かれた「美味しい」は嘘でなかったが、餃子が嫌いになりそうだった。その後しばらくは買って食べていたと思う。

 子どもたちが量を食べるようになって再び作り始めた餃子、皮を手作りするのはやめた。イトーヨーカ堂の赤いパッケージの皮が定番だ。挽肉も量が少ないときは細切れ肉をプロセッサーで細かくしていたが、今は市販品。50個では足りなくて、70個くらいは作る。

 プロは挽肉を練っていると何かで見て一度真似してみたが、固くしまって美味しくなかった。飲食店のものより脂身が足りないのだと思う。
 具に塩分がないと美味しくないのも作って分かったことだ。しかしそうすると野菜をたくさん入れたとき水が出てしまう。なのでお麩を砕いたものを入れて水分を吸わせ、包みやすくする。白菜は水分が多いので、キャベツの方が扱いやすいとか、紫蘇入りなど変わり餃子はたくさん作ると飽きられるとか、何度も作る中で学習した。

 家事のいろいろは「実際にやってみる」「試行錯誤する」「経験を重ねる」でその家のものになっていく。試行錯誤のきっかけは「節約」だったり「合理化」だったり「オシャレ」だったり「食いしん坊」だったり人それぞれなのだろう。

 履歴書には書けないが誇っていい技術が家事には詰まっている。

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