被災建築物応急危険度判定模擬訓練
7月29日、埼玉県、さいたま市による被災建築物応急危険度判定模擬訓練に
参加しました。以前の記事で被災建築物応急危険度判定士について書きましたが、実際の建築物(訓練用に壊したり、傾けたりしてあります)を判定するのがこの模擬訓練です。訓練は午後からというのに、朝から緊張の一日でした!
説明聴くのと実際にやってみるのではやはり違いますし、実際に地震が起きた場合は、担当地域の説明を受けたらすぐに現場に出て行くことになるので、やっておいて良かったと感じました。当日の参加者は65人程度、組にして33組内外(二人一組)です。(この日の午前中と、他の日にも開催されましたので、訓練全体の参加者数はこの数倍になります)
これが訓練で判定したA棟。
取り壊し予定の市営住宅だそうですが、よく残してあったな…
建物の傾きはそれほど大きくないのですが、屋根瓦がかなりの面積においてずれています。余震などで落下の危険が大きいと判断されます。このことから私の班では総合判定を「危険」としました。
ただ、壁の損傷や傾きがほとんどなく、基礎周りや内部も大きな損傷がないことから、総合判定を「要注意」とした組が多かったようです。
このように状況によっては判定士によって判定にずれが生じることがありますが、どちらも間違いではないそうです。判定士はどこが危険なのか、張り紙に必ずコメントを残しています。住民の方は判定とともにコメントをしっかり確認して「どこが危険なのか」把握することが大事です。
また、総合判定で「危険」だと建て替えが必要だと思いがちですが、すべてがそうではありません。その建物が危険でなくても、隣の建物が倒れかかってきていたり、ブロック塀が崩れそうになっていたりすれば「危険」と判定されます。
次にB棟。
これは「危険」なレベルまで傾いています。慣れた方は見ただけで危険と判断されたようですが、私の班は初めてだったので「下げ振り」という道具を使って傾きを調べました。
最後にC棟(写真は割愛します)まで判定して訓練終了。講義室に戻り解説を受け、緊張の一日は終わったのです。
目の前の判定に一生懸命になるあまり、必要以上に建物に近づいていたり、暑いのに水分補給を忘れたりと反省点もありました。判定員が二次災害や体調不良で被災地のお世話になるような事態は避けなければなりません。
それから、実際の被災地で判定士の仕事をされた方の話では、一日中歩き通しで大変だったこと、自転車を使った組では自転車を抱えて移動する場面があったことなど「体力」が相当に必要だと教わりました。
訓練ではありましたが、貴重な一日となりました。
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おかげさまで記事も100本を超えました。
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