文化・芸術

2010/01/28

ピアノの音

 気がつけば1月も終盤、時間の過ぎるスピードが年々速くなり、怖さすら感じる今日この頃です。ご無沙汰しておりましてすみません。今年も地道に更新して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 1月のK塾にて、後藤泉さんのピアノコンサートがありました。ヤマハの電子ピアノによるミニコンサートでした。
 
 K塾とは、建築家・プロダクトデザイナーの黒川雅之さん主宰のデザインセミナーで、月に一度、黒川さんの事務所に希望者が集まります。(詳しくはこちら)
 土曜日で、なおかつ子連れ参加を許して下さっているので、ありがたく参加させていただいています。
 
 ピアノの音が好きです。
 音楽には疎い私ですが、家には何枚かCDもあります。
 なぜ、こんなに惹かれるのか…音楽やお話を聴きながら、考えていました。
 
 1.打楽器である
   弦をハンマーでたたいて音を出すので、仕組みで言えば打楽器。
   後藤さんも「鍵盤に指をおいてしまうと、後は音に任せるしかない
   (修正がきかない)。」とおっしゃっていました。
 
 2.音域が広い
   オーケストラに出てくる全ての楽器よりも広い音域を
   カバーするそうです。 譜面上は、オーケストラ用の曲を
   ピアノで演奏できることになります。
 
 3.中間音がない
   白鍵と黒鍵のみ。(西洋)音階に忠実で、
   特に和楽器ではドとレの間の中間音を様々に出せるが
   ピアノの場合はドとレの間に1音しかない。
 
 ピアノが出現した当時は、すごく驚かれたのではないかな…
 未だにこんな楽器は他に見あたりません。
 この特徴ゆえに、一つの地位を確立した楽器。
 
 原始的で、自由で、デジタルで、音色のはかなさが美しい。
 それがピアノなのかな…と思いました。
 
 
 その日はゲストに、演奏に使った電子ピアノの開発者のかたもいらしてました。
 
 開発にあたっては、機能だけを残し他を全部そぎ落とした電子ピアノをまず作り、そこに肉付けをすることで全体のデザインを決めたそうです。
 
 普通のピアノを弾くと聞こえる「倍音(弦の共振で出る音)」も、ちゃんとプログラムされていて、この電子ピアノでも弾くと倍音が聞こえるそうです…すごーい。後藤さんが「良く音が出るので驚きました」とおっしゃっていました。
 電気制御なので、「音の鳴り具合も」手軽に調節できるのだそうです。後藤さんはプロのピアニストですから、簡単に響かないような設定にされたそうですが…良く響いていました。
 
 コンサートなど何年ぶり…?な母親としては実に心地よい時間でした。
 

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2009/08/03

「骨」展…骨とデザイン

Blogdsc01862_2  8月1日、かねてから行きたいと思っていた「骨」展に行ってきました。
 
 ディレクターの山中俊治さん(工業デザイナー)のブログで、子供達に是非来てもらいたいとのメッセージがありましたので、夏休みのこの時期に行きました。
 
 去年も夏休みは建築展に行ったり、建物の見学をしたりと子供達を引き連れて動いたのですが、彼らはやはり退屈そうで(笑)、「しょうがないからついて行く」って感じです(^_^;)。
 
 ところがところが、この「骨」展は大好評!!
 いろんな「骨」に出会えて体験できて、「また行きたい」のだそうです。
 子どもにも、子どもの心を持った(一部置き忘れた?)大人にも楽しい内容です。
 
 その中でも息子たちから高い評価を得た展示を紹介します。
 
 
 1.Flagella(フラゲラ・鞭毛)

 堅い素材でできた、曲がった管の部分部分が回転することによって、くねくねと柔らかい動きを実現したロボット。
 単にくねくねしているのではなく、表面がつるつると光沢があるために ぴゅるぴゅる、とか、ぬらぬら、とか湿度まで感じてしまう不思議なロボットです。当然ながら手を触れてはいけないのですが、さわりたい誘惑を抑えるのに苦労しました。見た目で判断した触覚(柔らかくて潤っている)と実際の触覚がかなり違っていそう…さわって確かめたい!!のです。
   そしてそんな不思議なロボットが意外と単純な仕組みで実現されていることへの驚きがありました。(あくまでも仕組みが単純であって、実現が簡単なわけではないです)
   「骨」(=構造体)を感じさせないロボットでした。
  
  2.another shadow (もう一つの影)

 スクリーンに光が当てられ、白く輝いている。光の前に立つと影がスクリーンに映り、動くと影も動くのだが、ある時点から影が残り別の動きをはじめる…。
 影を三角形の集合体ととらえ、変形処理をして独自の動きをつくる、というものらしいですが、考えようとすると頭が痛くなりそうです(笑)。
  会場には二つのスクリーンがありましたが、常に誰かが遊んでいました。影が自分に追随せずに止まり、別の動きをはじめることがおもしろいのと、立つ位置を変えれば等身大の影からスクリーンいっぱいの影まで作り出せること、ポーズを変えれば影の形も変わること…こんな要素の絡み合いで飽きることがありません。
 一瞬、影に現れる三角形の分割線が、あたかも影の「骨」のようです。
    
    
 このほかにもたくさんの魅力的な展示があり、私は工業製品の分解展示をじっくり見たかったのですが、「お母さん、こっちこっち!」という子供達に引きずられていきました…(笑)。
 
 ちょうどこの日はNHKドラマ「ふたつのスピカ」に登場したロボット、Halluc Ⅱとその開発者のお二人(古田貴之さん、山中俊治さん)が来館中で、親子で大感激でした。翌日のテレビ番組で、山中さんが工業デザイナーになるきっかけの一つがマンガの模写だったと知り、マンガ好きの長男はニンマリとしていましたが…山中さんが模写と同じくらいかそれ以上に機械工学などの勉強もされたということは抜け落ちているようです(--;)。
 
 8月30日まで。小さなお子さんでも楽しめますが、触れてはいけない展示物もありますので気をつけてあげてください。
 チャンスのある方は、ぜひ会場へ!

 会場の 21_21 DESIGN SIGHT のホームページは…こちら

 

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